会長挨拶
会長 藤森 敬也

日本母体胎児医学会 会長
藤森 敬也
福島県立医科大学産科婦人科学講座 教授


 このたび、第39回日本母体胎児医学会学術集会を2016年8月27日28日の両日に福島市で開催させて頂きます。誠に光栄に存じますと共に、皆様に深く御礼を申しあげます。

 福島市での開催は、故佐藤章名誉教授が1991年開催された第14回以来、実に四半世紀ぶりとなります。私も入局して4年目に初めてヤギの動物実験の発表をさせて頂いた記憶がございます。

 さて、来年の本学会のテーマとして「何がわかって、何が変わったのか」を挙げさせて頂きました。諸先輩方が築き上げられてきた事実に基づいて、周産期医療がどのように変わってきたのか、そして今後どのような方向に向かって行くべきなのか、考えていただける場になればと思いました。

 シンポジウムとして、このテーマから、「歴史を作った動物たち ― 何がわかって、何が変わったのか」と「胎児well-being評価法 ― 何がわかって、何が変わったのか」の2つを考えております。最近、余り行なわれなくなった大動物を使用した胎児生理学の実験に関して、是非若い方々にも見て聞いてほしいという願いと、胎児well-being評価法の限界と新たな展開を探って頂ければと願っております。

 また、特別講演には、胎児well-being評価法のお話として、The Johns Hopkins大学のBaschat教授にFGRに関して、Biophysical profile scoreと胎児血流による管理法についてお話をしていただく予定になっております。

 8月末のこの時期は、まだまだ福島市は残暑も厳しく大変暑いと思いますので、ME懇話会の精神に則り、ノーネクタイの軽装でのご参加をお願いしたいと存じます。福島は遠いイメージがあるかもしれませんが、東京駅から新幹線で1時間半余りです。さらに、福島駅新幹線口(西口)すぐ目の前のザ・セレクトン福島での開催ですので、会員の皆様はもちろん、コ・メディカルの方々も多数ご参加いただければと存じます。震災から4年半が経ち、元気になった福島で、若く明るく元気な医局員と共に皆様方をお迎えしたいと存じます。

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